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グレイプバインのツアー最終日、20周年に寄せて

メジャーデビュー20周年、グレイプバインのツアー最終日に行ってきた。娘が生まれて初めてライブに行かせてもらった。単独公演に行ったのは17年ぶりくらいか?東京に出てきてフラフラしていた大学生も、ライブに行くのに妻の許可が必要な一児の父になった。

 

デビュー20周年なのに20周年らしいことは特にせずに普通にいいアルバム作ってツアーしました、とMCで言っていたが、それが彼ららしく、オーソドックスにいい曲がつまったアルバム(ポストトゥルースとか筋金入りのリベラルとかナショナリズムとかインフレ気味のフェス文化に触れる歌詞の時代感覚も冴える)のいい曲と懐かしい曲を楽しむことができました。

 

と言いつつ20周年ぽさを隠さず出してくるのも彼ららしく、最新アルバムからの20周年感満載のシングル"Arma"をクライマックスに持ってきて「このままここで終われないさ 先はまだ長そうだ 疲れなんか微塵もない とは言わないこともないけど」「物語は終わりじゃないさ 全てを抱えてく」と珍しくストレートな歌詞でアラサーアラフォーになった我々ファンを泣かせにかかり、最後はデビューEPの最初の曲"覚醒"で締めていました。

 

終演後は妻のはからいで、丸の内の夜風に当たりながらコーヒーを飲みつつ、ライブでよかった曲を聴きながら余韻に浸ることができ最高でした。こうしてライブの後に音楽雑誌風の感想をしたためるのもなんか学生に戻ったみたいで懐かしい。そしてTシャツも買ってしまった。

 

グレイプバインも年を重ねながらいい感じに円熟味が出てきていて、私も見習って肩の力を抜いてクールにシニカルにピュアに楽しく生きていこうと思いました。#グレイプバイン #grapevine